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55 |
暁は数寄屋のうちも行燈(あんどん)に 夜会などには短敬(たんけい)を置け
→行燈は陰(間接照明のため)、短敬は陽(灯火をそのまま見せている) 暁茶事は夜明けになって陽になるので、灯火は陰の行燈を用いる 夜咄茶事は夜になるので、灯火は陽の短敬を用いる |
56 |
ともしびに陰と陽の二つあり あかつき陰によひは陽なり
→55と同じ |
57 |
燈火(ともしび)に油をつがば多くつげ 客にあかざる心得と知れ
→夜咄茶事では、客にゆったりととどまってもらうため、油もなみなみとつぐこと |