利休百首㉘

4-10. その他

79

右の手を扱う時はわが心

 左の方にあるとするべし

→茶杓を右に、次いで茶入を左にとれば、右手はすぐに茶をすくう構えとなり、隙もなく、たるみもない点前となる

80

一(ひと)点前点るうちには善悪と

 有無の心のわかちをも知る

→無我夢中になる必要がある

81

なまるとは手つづき早く又おそく

 ところどころのそろはぬをいふ

→むらのある点前をなまる点前という

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