利休百首①

4-10. その他

その道に入らんと思ふ心こそ

 我身ながらの師匠なりけり

→何事にも、その道に入り、その道を学ばんとするには、まずは志を点てる必要がある。

ならひつつ見てこそ習へ習はずに

 よしあしいふは愚かなりけり

→批評するなら、まずその対象となるものに、自らが入り込む。

こころざし深き人にはいくたびも

 あはれみ深く奥ぞ教ふる

→熱心に弟子には、親切な師匠であるべき。

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