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いにしへは夜会などには床(とこ)の内 掛物花はなしとこそきけ
→利休居士以前は、夜の茶会において、床には掛物も花も用いなかった。 現在の裏千家では夜咄の茶事の後座において、石菖(せきしょう)鉢を飾る。 |
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炉のうちは炭斗瓢(ふくべ)柄の火箸 陶器香合ねり香としれ
→炉の季節の炭道具に関して、桑の柄のついた火箸、陶磁器、ねり香を使う |
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風炉の時炭は菜籠(さいろう)にかね火箸 ぬり香合に白檀(びゃくだん)をたけ
→風炉の季節の炭道具に関して、柄のない金属製の火箸、漆器の香合、香木を使う |