利休百首⑥

4-10. その他

棗には蓋半月に手をかけて

 茶杓を円(まる)く置くとこそしれ

→半月に持つと美しく見える

薄茶入蒔絵彫もの文字あれば

 順逆覚え扱ふと知れ

→絵・文字について良く見定めて扱うこと

肩衝は中次とまた同じこと

 底に指をばかけぬとぞ知れ

→手の甲に丸みをつけ、指先だけに力を入れるように持つと、美しく見える

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