利休百首⑤

4-10. その他

とにかくに服の加減を覚ゆるは

 濃茶たびたび点てて能(よ)く知れ

→濃茶を加減よく練るには、修練を積む必要がある

よそにては茶を汲みて後茶杓にて

 茶碗のふちを心してうて

→茶杓で茶碗の縁を打つときだけでなく、いつでもよくよく注意する必要がある

中継(なかつぎ)は胴を横手にかきて取れ

 茶杓は直(じか)におくものぞかし

→中継(合口あいくちが銅の中央にある薄茶器)は、胴の横に手をかけて持ちなさい

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