利休百首⑦

4-10. その他

文琳や茄子丸壺大海(だいかい)は

 底に指をばかけてこそ持て

→小型の茶入を持つときは、小指を底にかけたほうが良い

大海(だいかい)をあしらふ時は大指を

 肩にかけるぞ習ひなりける

→平べったい大海は左手の平に乗せた時、親指を茶入の肩にかけて、蓋を開けて茶をすくうと安定する

口ひろき茶入の茶をば汲むといふ

 狭き口をばすくふとぞいふ

→口の広い茶入からは「汲む」気持ちで、狭い茶入からは「すくう」という気持ちで、茶をいれる行為一つとっても使い分けて繊細に行う

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