利休百首㉙

4-10. その他

82

点前には重きを軽く軽きをば

 重く扱ふ味ひをしれ

→点前に一分の隙もたるみもなくなることが真髄である

83

盆石をかざりし時の掛物に

 山水などはさしあひとしれ

→茶席の床に盆石を飾るとき、山水の掛け軸を飾ると重複するので避けること

84

板床に葉茶壺茶入品々を

 かざらでかざる法もありけり

→床畳の代わりに板を敷いた場合、畳ではないので名物茶入や網に入っていない茶壷は避け、飾るのであれば、奉書紙を引く。

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