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㉞ |
絵の物を掛る時にはたくぼくを 印ある方へ引きおくもよし
→掛物を掛ける時は、啄木を筆者の印が押してある方へ引いてもよい |
㉟ |
絵掛けものひだり右向きむかふむき 使ふも床(とこ)の勝手ぞによる
→向かって左向きの画は、その人物の背が勝手付になるように掛けることができる構造の床にかけよ。 右向きに近い画は、その逆の構造の床に掛けるようにせよ。 |
㊱ |
掛物の釘打つならば大輪(おおわ)より 九分下げて打て釘も九分なり
→壁から外面に出た釘の長さも、やはり九分(27ミリ)になる |