利休百首⑬

4-10. その他

床(とこ)にまた和歌の類をば掛るなら

 外に歌書をば荘(かざ)らぬと知れ

→書院や脇床(わきどこ)に、和歌の本や巻物を置く場合、床に掛けるものと重複しないようにすること

外題(げだい)あるものを余所(よそ)にて見るときは

 先(ま)ず外題をば見せて披(ひら)けよ

→掛物を開いてみなくても巻いたままわかるように考えられた外題(げだい)を客は拝見してから、亭主に床に掛けてもらうときがある

品々の釜によりての名は多し

 釜の総明カンスとぞいふ

→釜の好み多いが、総称するとカンスになる

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