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⑦ |
点前には強みばかりを思ふなよ 強きは弱く軽く重かれ
→軽い物を軽く持つからあやまちが起こる。重い物を重そうに持つから武骨に見える |
⑧ |
何にても道具扱ふたびごとに 取る手は軽く置く手重かれ
→道具を置いて手を離すときは、手をすぐ引くのではなく、ゆっくりと手を離す |
⑨ |
何にても置き付けかへる手離れは 恋しき人にわかるると知れ
→置いた手を離すときは、恋人に別れを告げるように余情をもたすと、道具はしっかり定座に据わり、無限の味にも生じる。
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