|
|
㊲ |
床(とこ)にまた和歌の類をば掛るなら 外に歌書をば荘(かざ)らぬと知れ
→書院や脇床(わきどこ)に、和歌の本や巻物を置く場合、床に掛けるものと重複しないようにすること |
㊳ |
外題(げだい)あるものを余所(よそ)にて見るときは 先(ま)ず外題をば見せて披(ひら)けよ
→掛物を開いてみなくても巻いたままわかるように考えられた外題(げだい)を客は拝見してから、亭主に床に掛けてもらうときがある |
㊴ |
品々の釜によりての名は多し 釜の総明カンスとぞいふ
→釜の好み多いが、総称するとカンスになる |