利休百首⑪

4-10. その他

客になり風炉の其(その)うち見る時に

 灰崩れなん気づかひをせよ

→静かに拝見すること

客になり底取るならばいつにても

 囲炉裏(いろり)の角を崩し尽すな

→七事式の廻り炭:亭主の役割で炉の灰を底取りで取るときに、炉中の四隅の角を崩さないように配慮せよ。四隅の灰がかきあげられていないと、火のおこりが悪い

墨蹟(ぼくせき)をかける時にはたくぼくを

 末座の方へ大方はひけ

→掛物の掛緒と巻緒は下座の方に引いていくのが約束

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