利休百首㉞

4-10. その他

94

茶の湯とはただ湯をわかし茶をたてて

 のむばかりなる事ぞ知るべし

→無我無心に茶を点てられる人が果たして何人いるか、よくよく自問自答してもらいたい。

95

もとよりもなきいにしへの法なれど

 今ぞ極る本来の法

→昔なかったものを、利休居士が定めたということ

96

規矩(きく)作法守りつくして破るとも

 離るるとても本を忘るな

→規則は守る必要があるが、その規則をやぶても、本を忘れてはならない

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