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掛物をかけて置くには壁付を 三四分すかしおくことときく
→掛物は壁にぴったりくっつけてしまうと、壁も損じ、掛桃の損じるので、1センチすかしておくとよい。 |
74 |
時ならず客の来らば点前をば 心は草にわざと慎しめ
→不意の来客に対して、ご馳走を準備する時間もないが、せめて点前だけは丁寧に客をもてなせという意味。 |
75 |
花見よりかへりの人に茶の湯せば 花鳥の絵をも花も置まじ
→桜が咲いているからと言って、桜の絵を掛けたりしたのでは工夫がない。外景の実物の桜に関連した道具を取り合わせるようにすれば、席中の道具も生きてくる。 |