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⑲ |
文琳や茄子丸壺大海(だいかい)は 底に指をばかけてこそ持て
→小型の茶入を持つときは、小指を底にかけたほうが良い |
⑳ |
大海(だいかい)をあしらふ時は大指を 肩にかけるぞ習ひなりける
→平べったい大海は左手の平に乗せた時、親指を茶入の肩にかけて、蓋を開けて茶をすくうと安定する |
㉑ |
口ひろき茶入の茶をば汲むといふ 狭き口をばすくふとぞいふ
→口の広い茶入からは「汲む」気持ちで、狭い茶入からは「すくう」という気持ちで、茶をいれる行為一つとっても使い分けて繊細に行う |