利休百首②

3. 茶事・茶会編

はぢをすて人に物とひ習ふべし

 是ぞ上手に基(もとい)なりける

→知らないことを恥と思わず、師匠や先輩に質問するべし。

上手にはすきと器用と功積むと

 この三つそろふ人ぞ能(よ)くしる

→名人になるためには、好きであること。器用であること。たゆまぬ研鑽、修行すること。

点前には弱みをすててただ強く

 されど風俗いやしきを去れ

→気持ちは弱く、動作は強く。このように考えれば、弱くも強くもない中庸を得た点前ができる。

タイトルとURLをコピーしました