【準備】
薄茶点前のみ
風炉は、通常より右寄り(畳の左縁から17~19目のところに敷板を置く)
【点前】
①水指は貴人畳の角に置く
②斜めに座って(貴人畳の角)、棗と茶碗は、流しておく
③スペースがないため、柄杓・蓋置はまだ出さない(置いてすぐに居ずまいを正し、茶碗を2手で取り込む)
④帛紗は右膝前に仮置く
⑤左手で柄杓を取って構え、蓋置は釜正面に置く→釜の蓋を開ける
⑥茶碗は畳の敷合わせより1つ分開けて出す(拝見で棗を出すときも少し間をあける)
⑦自服の勧めがあると受け、釜に水、客付によって干菓子を押し頂いて正面を正して少し向こうについた後、茶碗を膝前に置き相伴の挨拶をする
⑧飲んだ後、茶碗の正面を自分のほうに向け、居前に戻り、湯を茶碗に入れる
⑨釜に水を差し、釜の蓋を閉めて、柄杓を建水にたたみ、蓋置も建水後ろに置いた後に、水指の蓋を閉める
⑩拝見を請われた後、茶碗を釜正面に割り付ける
⑪棗・茶杓は半膝まわって出す
⑫柄杓・蓋置を持って、半膝まわって建水を持ち、正面に向き直りつつ立つ
※千利休は、正式な点前からどんどん簡素化していったといいます。ここでは逆に、一番最初に習う運び点前から、どう変わっているのかを記載しています。