4. その他編

4-10. その他

利休百首⑭

㊵ 冬の釜囲炉裏(いろり)縁より六七分  高くすえるぞ習ひなりける →炉縁から釜は2センチほど高くなるようにかけること ㊶ 姥口(うば...
4-10. その他

利休百首⑬

㊲ 床(とこ)にまた和歌の類をば掛るなら  外に歌書をば荘(かざ)らぬと知れ →書院や脇床(わきどこ)に、和歌の本や巻物を置く場合、床に掛けるものと重複しないよう...
4-10. その他

利休百首⑫

㉞ 絵の物を掛る時にはたくぼくを  印ある方へ引きおくもよし →掛物を掛ける時は、啄木を筆者の印が押してある方へ引いてもよい ㉟ 絵掛...
4-10. その他

利休百首⑪

㉛ 客になり風炉の其(その)うち見る時に  灰崩れなん気づかひをせよ →静かに拝見すること ㉜ 客になり底取るならばいつにても  囲...
4-10. その他

利休百首⑩

㉕ 崩れたるその白炭をとりあげて  又たきそへることはなきなり →枝炭を置くのを失敗しても、取り上げてつぎ直さず、そのままにしておいて、新しい枝炭をつぐ 後炭で...
4-10. その他

利休百首⑨

㉕ 客になり炭つぐならばそのたびに  薫物(たきもの)などはくべぬことなり →香は元来、炭特有の異臭を消し、同時に室内の不浄の気を取り去るために亭主がたくべきもの...
4-10. その他

利休百首⑧

㉒ 筒茶碗深き底よりふき上り  重ねて内へ手をやらぬもの →底を拭くときに指が清めた茶碗の内側に触れることがないよう、順番を逆にする ㉓ ...
4-10. その他

利休百首⑦

⑲ 文琳や茄子丸壺大海(だいかい)は  底に指をばかけてこそ持て →小型の茶入を持つときは、小指を底にかけたほうが良い ⑳ 大海(だい...
4-10. その他

利休百首⑥

⑯ 棗には蓋半月に手をかけて  茶杓を円(まる)く置くとこそしれ →半月に持つと美しく見える ⑰ 薄茶入蒔絵彫もの文字あれば  順逆...
4-10. その他

利休百首⑤

⑬ とにかくに服の加減を覚ゆるは  濃茶たびたび点てて能(よ)く知れ →濃茶を加減よく練るには、修練を積む必要がある ⑭ よそにては茶...
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