利休百首⑰

4-10. その他

 

49

喚鐘(かんしょう)は大と小とに中々に

 大と五つの数をうつなり

→喚鐘・銅鑼による客の迎え方

50

茶入より茶掬(すく)ふには心得て

 初中(しょちゅう)後(ご)すくへそれが秘事也

→茶杓で茶を掬う時、初め少しすくい、2杓目は少し多め、3杓目は最も多くすくう。

51

湯を汲むは柄杓に心つきの輪の

 そこねぬやうに覚悟してくむ

→柄杓の合と柄がつなぎあったところを「月の輪」とか「月形」というが、合わせ目が緩むときがあるので注意すること。

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